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メタボリック症候群


おへその高さの腹囲が男性で85cm以上、女性で90cm以上の人は、メタボリック症候群かどうかチェックしましょう。
メタボリック(Metabolic)は「代謝」を意味し、シンドローム(Syndrome)は「症候群」を意味します。直訳すると「代謝異常症候群」という意味です。
メタボリック症候群とはこの腹囲の基準に加えて、高脂血症・高血糖・高血圧のうち2つ以上に該当するとメタボリック症候群と診断されます。病気の一歩手前の境界領域が含まれるので、相当数の該当者がいるとみられています。

メタボリック症候群の診断基準

項目
基準値
・内臓脂肪蓄積の可能性(腹囲) 男性:85cm以上、女性:90cm以上
以下のうち2項目以上
・高脂血症(中性脂肪値) 150mg/dl 以上
・低HDL(善玉コレステロール)血症 40mg/dl 以下
・高血圧 最高130mmHg/最低85mmHg以上
・高血糖 空腹時血糖>110mg/dl、HbA1c>5.6
   ※2005年4月:日本内科学会〜「メタボリック症候群診断基準検討会」が好評発表した診断基準

主な原因は食べ過ぎと運動不足です。それにより内臓脂肪ができ、必要以上の内臓脂肪ができると代謝の異常が生じることがあります。症状が進むと血液中のコレステロールや中性脂肪が必要以上に増えるなどし、動脈硬化の原因になります。食生活と運動で予防・改善ができる場合も多いので早目に生活習慣を見直しましょう。
かつて日本一の長寿県として知られていた我が沖縄県では、1990年に男性の平均寿命が5位に後退し、2000年には何と26位にまで転落してしまいました。特に20代〜40代の若い世代の死亡率が全国平均の1.6倍にも達しています。この原因の一つに、ゴーヤーチャンプルーなど栄養バランスがとれた沖縄の伝統的な食事を中心とした食生活から、手軽なファーストフードや肉類といった高脂肪・高カロリーの食生活に変わっていったことが挙げられます。このことは、沖縄県の30代・40代では肥満者が多く、メタボリック症候群が関係した心筋梗塞・脳血管疾患などの動脈硬化性疾患による死亡率が全国ワースト5というデータからもわかります。

「メタボリック症候群と診断される人は、40才以上の男性では4人に1人に達するほど増えている。脂肪の多い食事と運動不足という毎日の生活パターン・肥満が発症に大きく関与している。」と札幌医大の島本和明教授(第二内科)は、話しています。
同じ肥満でも、皮下脂肪による肥満ではなく、内臓に脂肪が付く「内臓肥満」は、生活習慣病の要因になっていることが知られています。内臓に脂肪が蓄積すると、その脂肪細胞が出す生理活性物質の「アディポネクチン」の分泌の低下などが起こり、血糖値を調節するインスリンに対する抵抗性が高まってきます。そして、このインスリンの抵抗性上昇をきっかけに、血糖値が高くなる耐糖能異常や血圧上昇、脂質代謝異常が引き起こされます。肥満によるインスリン抵抗性の上昇を介して高血糖や高血圧・高脂血症が次々と連鎖していたのです。

これまで肥満や高血圧・糖尿病・高脂血症は、それぞれ独立した動脈硬化の危険因子とされてきました。しかしメタボリック症候群では、危険因子が相乗的に動脈硬化を進展させているのです。また、メタボリック症候群の人は、そうでない人に比べて脳卒中や心筋梗塞など心血管疾患の発症が2.5倍も高いことも明らかになっています。

メタボリック症候群の治療法はまず、内臓肥満をなくすために運動療法と食事療法が欠かせません。生活習慣をちょっと改善するだけで内臓脂肪を減らしメタボリック症候群を防ぐことができます。


メタボリックシンドロームを防ぐ心得10カ条

 1.適正体重を維持する(BMI体重(kg)÷身長(m)2乗=25未満)
 2.野菜や乳製品や豆類などをしっかり食べて、バランスの取れた食事を心がける。
 3.規則正しい食事。朝食を抜いたり、寝る直前に夜食をとらない。
 4.脂肪のとりすぎに気をつける。
 5.塩辛い味付けを避ける。
 6.ジュースやお菓子、清涼飲料などの糖分の多い食品を食べ過ぎない。
 7.ウォーキングやジョギング、水泳などの毎日適度な運動をする。
 8.十分な睡眠、休養を取る。
 9.かならず禁煙。
 10.適度な飲酒にこころがけ、週2回は休肝日を設ける。


☆肥満には皮下脂肪型と内臓脂肪型があり、特に問題となっているのは内臓脂肪型です。

皮下脂肪と内臓脂肪では、エネルギーの使われ方も違います。エネルギーの備蓄を預金に例えると、皮下脂肪はいざというときに備える「定期預金」、内臓脂肪は日々の生活のための「普通預金」といえます。皮下脂肪は体が衰弱したり栄養が不足した時など、いざという時にエネルギーを引き出すために蓄積されています。逆に言えば、緊急時以外は燃えにくいのです。一方の内臓脂肪は比較的容易にたまるものの容易に燃焼することができるので、日々の食事や運動を心がければ減らすことは十分に可能です。


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